DIY Production Guide

レジンテーブル制作工程・注意点・材料選定

設計から木材準備、型枠、注型、硬化、研磨、脚取付までに加え、日本で購入可能なエポキシレジンを用途別に整理した実践ガイドです。

Version 1.1 / 2026-07-25 / 想定:2液性の注型用エポキシ樹脂を使う小~中型リバーテーブル

最初に押さえる原則

配合比、最大注型厚、作業可能時間、硬化時間、推奨温度は、使用する樹脂ごとに異なります。 本資料の工程は共通の骨格ですが、数値条件は必ず購入製品の技術資料(TDS)、安全データシート(SDS)、取扱説明書を優先してください。
禁止

配合比で硬化時間を調整しない

硬化を速めるために硬化剤を増減すると、未硬化や性能不足の原因になります。

重大

厚物用樹脂以外を深く流さない

発熱が逃げず、黄変、収縮、亀裂、発煙などにつながります。

必須

最初に小型試験片を作る

色、気泡、硬化、木材との相性を、本番前に同じ環境で確認します。

図1:制作工程の全体フロー

1用途・寸法設計置き場所
完成重量
2樹脂の仕様確認TDS・SDS
最大注型厚
3木材選定・乾燥反り・割れ
含水状態
4木材加工樹皮除去
平面・形状
5シールコート気泡止め
接着安定
6型枠制作離型処理
漏れ試験
7計量・混合正確な比率
底・側面まで
8注型・気泡処理厚み制限
過熱監視
9養生・完全硬化水平維持
防塵・温度
10脱型・面出し段差除去
寸法調整
11研磨・仕上げ番手管理
木部保護
12脚取付・検査反り止め
安定性
戻れなくなる境界:注型開始後は、型枠漏れ、配合ミス、過熱を止めるのが難しくなります。 工程1~6を「準備工程」、工程7以降を「不可逆工程」と考え、注型前チェックを厳格にします。

図2:基本構造と注型前の確認箇所

底板の離型面+継ぎ目のシール 注型用エポキシ樹脂 側板 離型処理 木材を固定し浮き上がり防止 水平・漏れ・型枠強度を確認 シール不足の木口から気泡が出る
型枠は「形を作る道具」ではなく、液漏れ・浮力・硬化発熱に耐える一時的な容器です。

図3:発熱リスクの考え方

注型が厚い 熱が逃げにくい 室温が高い 反応が加速 混合量が多い 容器内に蓄熱 暴走発熱 黄変・収縮・亀裂 発煙・容器変形
対策は、厚物注型用樹脂を選び、製品の最大注型サイズと温度条件を守り、必要なら分層することです。

工程別の作業内容と注意点

No.工程主な作業完了判定注意点・失敗防止重要度
1用途・寸法設計
  • 天板寸法、厚み、高さを決定
  • 脚位置、搬入経路、使用場所を確認
  • 完成重量を概算
搬入でき、脚・床が重量を支えられる。使用時の反り止め構造が決まっている。 樹脂部分を広くし過ぎると、材料費・重量・発熱リスクが増える。初回は小型天板を推奨。 重要
2樹脂・仕上げ方式の選定
  • 厚物注型用か確認
  • TDS・SDSを保存
  • 配合比、適温、可使時間、最大注型厚、脱型・完全硬化時間を転記
使用条件を1枚の作業票にまとめ、当日の室温・注型寸法が適合している。 テーブルトップ用の薄塗り樹脂と、厚物注型用樹脂を混同しない。数値は製品間で流用しない。 最重要
3木材選定・乾燥確認
  • 反り、腐れ、虫穴、割れを確認
  • 樹皮と脆い辺材を評価
  • 設置環境になじませる
加工後に大きく動きそうな材、湿った材、腐朽部を除外できている。 湿気や不安定な木部は、気泡、白濁、接着不良、後日の割れ・剥離につながる。含水状態は木材と環境に合わせて判断。 最重要
4木材加工・清掃
  • 樹皮、腐朽、緩い繊維を除去
  • 平面出し、切断、耳の成形
  • 割れや穴を清掃
  • 粉じんを除去
接着面が堅く、乾燥し、粉・油・ワックスなどの汚染がない。 樹皮を残したまま埋めると、樹皮層から剥離しやすい。圧縮空気だけでは粉を奥へ押し込むことがある。 最重要
5シールコート・小穴処理
  • 木口、割れ、節穴へ薄く樹脂を塗布
  • 必要に応じて穴を先に充填
  • 再塗り可能時間を管理
多孔質面が封じられ、本注型時に木材から連続的な気泡が出にくい状態。 厚く塗り過ぎず、製品指定の再塗布条件を守る。完全硬化後に重ねる場合は、指定どおり研磨・清掃する。 重要
6型枠制作・漏れ試験
  • 底板・側板へ離型処理
  • 継ぎ目をシール
  • 木材を固定
  • 水平調整
  • 空の状態で漏れ箇所を点検
型枠がねじれず、水平で、木材が浮かず、全継ぎ目が密閉されている。 樹脂は小さな隙間から漏れる。コーキングは乾燥後に使用。木材には浮力がかかるため、上からの固定も必要。 最重要
7必要量計算・段取り
  • 空隙体積を計算
  • 秤、容器、攪拌棒、タイマーを配置
  • 複数バッチの順番を決める
  • 緊急時の置き場所を確保
作業中に道具を探す必要がなく、可使時間内に注型できる計画。 必要量すべてを一つの深い容器で混ぜると蓄熱しやすい。製品条件に合わせて扱えるバッチ量に分ける。 最重要
8計量・混合
  • 指定された重量比または体積比で計量
  • 底・側面をこすりながら混合
  • 顔料は指定範囲で添加
  • 必要なら別容器へ移して再混合
筋状の未混合がなく、投入量が記録され、作業開始時刻が明確。 目分量禁止。配合比を変えない。速すぎる攪拌は空気を巻き込む。容器底や壁の未混合液を天板へ直接かき出さない。 最重要
9注型・気泡処理
  • 一か所からゆっくり注ぐ
  • 隙間への流入を確認
  • 表面の気泡を製品指定方法で処理
  • 温度上昇、漏れ、木材浮上を監視
最大注型厚を超えず、漏れ・急激な発熱・浮きがない。 炎を長時間当てない。木材内部から後発気泡が出る場合がある。過熱兆候があれば近づき過ぎず、製品の緊急手順を優先。 最重要
10養生・完全硬化
  • 水平を維持
  • 防塵カバーを設置
  • 室温を記録
  • 脱型可能時間と完全硬化を区別
製品指定の硬化条件を満たし、押して跡がつかず、加工可能な状態。 早すぎる脱型・研磨は変形や目詰まりの原因。養生中の急な温度変更は避ける。密閉して熱をこもらせない。 最重要
11脱型・面出し
  • 側板を外す
  • 底板から分離
  • ルータースレッド、プレーナー、研磨等で平面出し
  • 外周を切りそろえる
両面が平行で、必要厚を残し、亀裂・大きな空洞がない。 無理にこじると欠ける。面出しで削る量を設計時に見込む。樹脂粉じんを吸引し、目・呼吸器・皮膚を保護する。 重要
12研磨・表面仕上げ
  • 低番手から傷を均す
  • 番手を段階的に上げる
  • 各番手の傷が消えたか照明で確認
  • 木部のオイル、塗膜、または全面仕上げを実施
前番手の傷、白い研磨跡、ピンホールがなく、希望の艶に達している。 番手を飛ばすと深い傷が残る。樹脂と木の仕上げ材の適合を試験片で確認。鏡面は傷が目立ちやすく維持負担も高い。 重要
13脚・反り止め取付
  • 脚位置を割付
  • 下穴を施工
  • 必要に応じて鬼目ナット等を使用
  • 木の動きを妨げない固定方式を検討
がたつきがなく、荷重をかけても安定し、固定部に割れがない。 樹脂と木の境界付近へ無計画にビスを打たない。脚の幅と反り止めが天板サイズに適合しているか確認。 重要
14最終検査・使用開始
  • 平面、がたつき、鋭利部を確認
  • 仕上げ材の完全硬化を待つ
  • 取扱方法を決める
安全に使用でき、熱・紫外線・清掃方法について利用者が理解している。 脱型可能、加工可能、使用可能、完全硬化は同じ意味ではない。使用開始日は最も遅い条件に合わせる。 重要

樹脂量の概算

矩形部分の体積[L] = 長さ[cm] × 平均幅[cm] × 深さ[cm] ÷ 1,000 必要質量[kg] = 体積[L] × 製品密度[kg/L]

自然な川形状は幅が一定ではないため、区間を複数に分けて計算するか、型枠へ計量済みの乾いた充填材を入れて体積を見積もります。最終量は製品密度と実測空隙で補正してください。

計算量と混合量は別です。
必要量が多くても、一度に全量を深い容器へ入れるとは限りません。作業可能時間、最大バッチ量、発熱、作業人数を踏まえて分割します。

図4:標準的な作業日程の考え方

事前期間:設計・材料選定木材の状態確認、樹脂仕様の読み込み、試験片制作、型枠材料準備。
加工日:木材加工・シール・型枠樹皮除去、平面調整、シールコート、型枠組立、水平・漏れ確認。
注型日:計量・混合・注型室温記録、作業票確認、注型、気泡処理、初期の漏れ・発熱監視。
養生期間:触らず条件維持防塵、水平、温度を維持。必要な分層注型は製品指定の再注型時間に合わせる。
加工再開:脱型・面出し「固まって見える」だけで判断せず、指定された加工可能時間を待つ。
仕上げ期間:研磨・塗装・脚取付仕上げ材も完全硬化させ、最終検査後に使用開始。

具体的な日数は樹脂、注型厚、室温、仕上げ材で大きく変わります。販売ページの目安だけでなく、製品の正式なTDSを確認してください。

安全管理:最低限必要なもの

注型・混合作業

  • 使用製品に適合する耐薬品手袋
  • 保護眼鏡またはゴーグル
  • 長袖の作業着、汚染時に交換できる衣類
  • 十分な換気
  • 秤、タイマー、温度計
  • SDSに基づく緊急時対応と廃棄容器

切削・研磨作業

  • 集じん機と工具接続
  • 保護眼鏡
  • 粉じんに適した呼吸用保護具
  • 聴覚保護具
  • 巻き込まれにくい服装
  • 加工物を確実に固定する治具
未硬化樹脂を素手で触らないでください。 未硬化成分は硬化後より危険性が高く、皮膚・眼への接触防止と換気が必要です。手袋の材質は製品SDSに適合させ、皮膚や衣服へ付着した場合は速やかに洗浄・交換します。
発熱中の混合物:容器が急に熱くなる、煙や泡が出るなどの兆候がある場合、素手で持たず、蒸気を吸わず、可燃物から離れた安全な場所で製品の緊急手順に従います。硬化剤のこぼれを木くず・おが粉で吸収する方法は避けます。

よくある失敗と原因・対策

症状主な原因予防発生後の考え方
固まらない・べたつく配合比ミス、混合不足、低温、硬化時間不足、容器壁の未混合液正確に計量し、底・側面まで混ぜ、時刻と室温を記録上から新しい樹脂を流して隠さず、未硬化部を安全に除去して原因を特定。製品サポートへ確認。
黄変・亀裂・縮み厚すぎる注型、室温過高、大量混合、薄塗り用樹脂の深物使用厚物用樹脂を使い、最大注型条件を守り、必要なら分層構造的な亀裂や熱損傷は削除・再施工が必要。表面だけの研磨では解決しない場合がある。
気泡が多い木材の未シール、速い攪拌、低温高粘度、複雑な空隙シールコート、ゆっくり混合、注型経路の確保、試験片硬化前は製品指定の気泡処理。硬化後は穴を開けて充填し、再研磨する場合がある。
型枠から漏れる継ぎ目不足、コーキング未乾燥、型枠変形、固定不足全継ぎ目を二重確認し、空の状態で検査、下部を養生硬化前の補修は時間勝負。流出先と緊急封止材を事前準備。
木材が浮く・ずれる浮力、固定不足、注ぐ勢い上方向・横方向を機械的に固定し、ゆっくり注ぐ硬化途中に無理に押すと模様が乱れる。早期に安全に修正できない場合は設計変更を検討。
剥離・境界割れ樹皮・腐朽部、粉・油・湿気、木の動き、接着面不足健全部まで除去し、乾燥・清掃、適切なシール・接着処理剥離部を健全部まで除去し、表面処理後に再充填。原因が木の動きなら構造も見直す。
表面に穴・魚眼油、シリコーン、ワックス、粉じん、表面の凹凸汚染源を分離し、平滑に研磨・清掃。試験片で適合確認完全硬化後に汚染を除去し、研磨して再コート。原因物質が残ると再発する。
研磨傷が消えない番手飛ばし、前番手の傷残り、研磨粉の再付着番手ごとに傷方向を変え、照明で確認、清掃して次へ傷が入った番手まで戻る。研磨剤だけで深い傷を隠さない。
天板が反る木材の含水変化、片面だけの仕上げ、削り過ぎ、反り止め不足材料を環境になじませ、両面を適切に仕上げ、構造設計を行う脚・反り止めの見直し、再平面出しを検討。ただし厚みを失うため限界がある。

注型開始のGo / No-Goチェック

□ 製品仕様TDS・SDSが手元にあり、配合比、適温、最大注型厚、可使時間を理解している。
□ 木材樹皮・腐朽・緩い繊維を除去し、乾燥・清掃済みである。
□ シール木口・割れ・多孔質部分の気泡止めが完了している。
□ 型枠離型処理、コーキング乾燥、水平、漏れ、強度を確認した。
□ 固定木材が横にも上にも動かず、クランプが注型の邪魔をしない。
□ 環境室温が仕様範囲内で、養生期間中も維持できる。
□ 段取り必要量、バッチ数、混合順、担当、タイマー開始点が決まっている。
□ PPE・換気適合手袋、眼保護、衣類、換気、研磨時の集じんが準備済み。
□ 緊急対応漏れ、こぼれ、急激な発熱時の対応と安全な退避場所が決まっている。
□ 試験片同じ木・顔料・樹脂で、小型試験片の硬化と色を確認した。
すべて確認済み
作業票に実測室温と開始時刻を記録して注型へ進む。
または
1項目でも未確認
樹脂を混ぜず、準備工程へ戻る。未確認のまま開始しない。

初心者向けの現実的な制作方針

推奨

小型から始める

500×300mm程度のサイドテーブルなら、材料費、発熱、型枠漏れ、研磨負担を抑えられます。

推奨

透明または薄い着色

木材・気泡・硬化状態を観察しやすく、色の混ぜ過ぎによる失敗も減らせます。

推奨

専門工房で初回制作

平面出し、集じん、養生場所が必要です。最初の1台は設備と指導のある場所が安全です。

日本で購入可能なエポキシレジン一覧

レジンテーブルの川部分には「厚物注型用」、表面の艶出しには「コーティング用」を選びます。 小型クラフト用やテーブルトップ用を、数cmの深さへ一度に流すのは危険です。 注型厚は樹脂の種類だけでなく、総混合量、作品面積、室温、型枠の放熱性によって変わるため、 購入時点のTDS・SDS・説明書を必ず確認してください。
大型注型

低発熱・遅硬化型

リバーテーブルの川部分や大型オブジェ向け。硬化が遅い代わりに、発熱と収縮を抑えやすいタイプです。

小型・試作

クラフト・モールド型

コースター、試験片、小型サイドテーブルの積層注型向け。大型一発注型には適しません。

表面仕上げ

トップコート型

薄膜で平滑性・艶・硬度を出す用途。川部分を数cm埋める樹脂としては使用しません。

比較一覧

製品区分国内での購入先・URL主な容量・配合特徴レジンテーブルへの適性注意点
FLAWLESS RESIN
注型用
厚物・大型 EPOXY RESIN STORE 400g・1kg・4kg・20kg等
重量比 A:B=3:1
低発熱・低収縮で緩やかに硬化。大型作品、透明作品、リバーテーブル向け。25℃で脱型目安48~72時間、最高硬度まで約2週間と案内。 ◎ 本体注型の有力候補
大型は20kg、小型試作は400g~4kgが選びやすい。
作品寸法と混合量で許容厚が変わる。遅硬化のため、薄い部分では表面にしわが出る場合がある。
FLAWLESS RESIN
クラフト用
小~中型 EPOXY RESIN STORE 1kg・4kg等
重量比 A:B=3:1
超低粘度で混ぜやすく、気泡が抜けやすい。透明性・難黄変性を重視。小~中型の立体作品向け。 ○ 小型天板・試験片
薄い積層で使う小型リバーテーブル向け。
大型の川部分を一度に流す用途では、注型用モデルを優先。温度・厚みで硬化速度が大きく変わる。
フレンズクリアレジンL厚物注型 FRP素材屋さん本店 4kg
主剤3kg+硬化剤1kg
重量比3:1
低粘度、低発熱、難黄変。販売店案内では20℃で約5cmまでの一層注型に対応。F☆☆☆☆登録商品。 ◎ 小~中型の本体注型
国内通販で比較的選びやすい。
約5cmは20℃などの条件付き。25℃で完全硬化7日間の案内があり、早期加工を避ける。
新リバーウッドレジン厚物注型 大橋塗料 4kg
主剤3kg+硬化剤1kg
重量比3:1
高透明・難黄変。従来品より硬化を遅くして発熱を抑え、2cm以上の厚層でも変色・泡残りを抑える設計。可使時間85分(25℃)。 ◎ 小~中型の本体注型
専用着色剤や仕上げシステムも選択可能。
完全硬化条件は25℃で7日間。専用ウレタントップコートを含めたシステム施工も検討する。
ウッドレジン ナチュラル大型注型 Mstore 楽天市場店 12kg
主剤:硬化剤=2:1
日本製。低発熱・遅硬化、低粘度、セルフレベリング、自己脱泡を特徴とする大型作品向け。完全硬化目安7日。 ◎ 中~大型の本体注型
12kg単位でまとまった量を調達しやすい。
一層の最大厚は販売ページ・説明書の最新条件を確認。必要量が12kgを超える場合も、一括混合せず許容バッチ量を守る。
アイカピュアレジン厚物・業務向け アイカ工業 製品情報
取扱店・代理店へ問い合わせ
グレード・荷姿は要確認
従来品は主剤・硬化剤・促進剤型
国内メーカーの厚物注型用樹脂。高透明、耐光性、硬度を特徴とし、6色の専用トナーを展開。食品衛生法の規格基準への適合を案内。 ◎ 業務品質を重視する場合
大型制作や継続制作を専門業者と行う場合の候補。
一般ECでの小分け販売より代理店調達向き。グレードごとに液数・混合比・施工条件が異なるため、最新技術資料を取り寄せる。
クリスタルモールドレジン小型鋳込み Mstore レジン一覧 400g・1.2kg
主剤:硬化剤=3:1
日本製、低臭、ノンVOC、高透明。トレー、キューブ、シリコンモールドなどの小型鋳込み向け。完全硬化目安3日。 △ 試験片・小物専用
色見本や木片との相性試験に使いやすい。
大型リバーテーブルの深い川部分へ流す製品ではない。最大寸法・厚みを商品説明で確認する。
コーティングレジン
Mstore
トップコート Mstore レジン一覧 1.2kg
主剤:硬化剤=4:3
日本製、低臭、ノンVOC。表面平滑性と艶を出す薄膜トップコート用途。完全硬化目安4日。 ○ 最終表面仕上げ
本体注型後の艶出し候補。
川部分の厚物注型には使用しない。下層樹脂との再塗装可能時間や研磨条件を確認する。
FLAWLESS RESIN
超硬層用
トップコート・下塗り FLAWLESS RESIN 製品比較 容量別ラインナップ
製品ページで確認
ラインナップ中で高硬度。テーブルトップコート、平たい小物、木材の気泡止め下塗り向け。速硬化・高発熱型。 ○ 表面強化・シール 高発熱のため深物注型禁止。薄膜・平物向けとして使い分ける。
ArtResinアート・トップコート Amazon.co.jp
メーカー仕様
輸入品・複数容量
体積比1:1
透明なアート・木部表面の光沢コーティング向け。メーカー推奨の標準層厚は約3mm。 ○ 薄い表面仕上げ
× 深い川部分
国内在庫・価格・日本語SDSの有無が変動する。数cmのディープポア用途ではなく、複数の薄層またはトップコート用。
CRAFT RESIN
Deep Pour
輸入・厚物 Amazon.co.jp 検索 輸入品・容量別
商品仕様で確認
ディープポア用として販売され、海外製品では約2インチ級の注型をうたう商品があります。 ○ 条件が合えば本体注型 国内正規流通・日本語説明・SDS・保証窓口を確認。海外レビューの条件を日本の夏季室温へそのまま当てはめない。

購入可否と掲載価格は2026年7月25日時点の公開ページ確認に基づきます。在庫、価格、容量、処方は変更される場合があります。「最大注型厚」は単純な製品ランキングではなく、室温・総量・面積・型枠・着色量を含む施工条件です。

制作規模別の選び方

初回:500×300mm程度の小型天板
フローレス注型用400g~4kg、フレンズクリアL、新リバーウッドレジンを比較。同じ木材で100~300g程度の試験注型を先に行います。
次に
中~大型ダイニング天板
フローレス注型用20kg、ウッドレジンナチュラル12kg、アイカピュアレジンを候補にし、必要量・許容バッチ量・工房設備を先に確定します。
選定基準1

作品全体の注型量

同じ5cm厚でも、コースターと2mテーブルでは発熱条件が異なります。厚みだけで選ばないでください。

選定基準2

室温を維持できるか

夏の高温は反応を加速し、冬の低温は気泡・硬化不良を招きます。養生中まで管理できる製品を選びます。

選定基準3

仕上げ方式

全面研磨仕上げ、薄膜トップコート、ウレタントップコートでは、必要な樹脂と工程が変わります。

今回のDIY候補に対する推奨:最初の作品は、国内販売店から技術情報を得やすい「FLAWLESS RESIN 注型用」「フレンズクリアレジンL」「新リバーウッドレジン」のいずれかを軸にし、価格だけでなく、予定する注型量を伝えて販売店へ適合確認するのが安全です。

参考資料

  1. WEST SYSTEM:Dispensing and Mixing — 正確な配合、容器、混合、発熱、大量混合時の考え方。
  2. WEST SYSTEM:Uncontrolled Cure — 硬化発熱、厚い樹脂塊、蒸気、木くずと硬化剤の危険性。
  3. System Three:Casting and encapsulation guidance — 深物用樹脂、最大注型条件、多孔質材料のシール、気泡。
  4. CDC/NIOSH:About Epoxies and Resins — 未硬化材料の危険性、換気、適切な手袋・眼保護、皮膚付着時の対応。
  5. スリーボンド:エポキシ樹脂について — 2液性樹脂の配合・混合、可使時間、未硬化、発熱への注意。
  6. エポキシレジンストア:Q&A — 注型厚、温度、分層、型枠の離型・漏れ止めに関する実務情報。
  7. FLAWLESS RESIN:注型用20kg — 配合、硬化、用途、価格、低発熱・難黄変などの製品情報。
  8. FRP素材屋さん:フレンズクリアレジンL — 配合、注型厚目安、硬化条件、F☆☆☆☆。
  9. 大橋塗料:新リバーウッドレジン — 配合、可使時間、硬化条件、厚物注型用途。
  10. アイカ工業:アイカピュアレジン — 厚物注型用途、耐光性、食品衛生法適合、施工上の注意。
  11. Mstore:エポキシレジンラインナップ — ウッドレジンナチュラル、モールド用、コーティング用の用途・配合・価格。
  12. ArtResin:製品仕様 — 1:1配合、標準約3mmのコーティング用途。

本資料は一般的な工程整理です。使用製品の正式なTDS・SDS・説明書、工房の安全規則、工具メーカーの取扱説明書を優先してください。